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日本バーナード・ショー協会ホーム・ページ
Bernard Shaw Society of Japan
会長:森川 寿 和歌山工業高等専門学校名誉教授
事務局:大浦 龍一方 〒353-0007 志木市柏町3-3-31-203
email: obssj@yahoo.co.jp


日本バーナード・ショー協会2025年12月大会
日 時:12月6日(土)13:30 ~ 16:30
場 所:京都府立大学下鴨キャンパス 稲森記念会館1階106号室
https://kyoto3univ.jp/wp-content/uploads/2014/03/9f63963265fc8a11bf2b70e4ddc9b848.pdf
会場は京都駅から市営地下鉄烏丸線(国際会館行き)で15分ほどの北山駅で下車、南へ徒歩5分ほどのところにあります。
役員会 :12:30 ~ 13:30
開会式 :13:30 ~ 13:40
研究発表:13:40 ~ 16:30
松本承子氏 :男女の三角関係の原型:Candida における「情事」について
The Prototype of a Love Triangle: The “Affair” in Candida
森川 寿氏 :『不適切な結婚』――フェミニズムと「ウサギ小屋」の欲望――
Misalliance –– Feminism and Desire in the “Rabbit Hutch”
山口美知代氏:Mrs Warren’s Profession 観劇報告
On Mrs Warren’s Profession at the Garrick Theatre
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懇親会を大会終了後(17:00~19:00)に開催します。会費は6,000円です。
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大会の出欠を11月29日(土)までに、Eメールで下記にご連絡ください。
日本バーナード・ショー協会事務局 E-mail:obssj@yahoo.co.jp
お知らせ
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次回の協会行事は2026年7月大会を十文字学園女子大学で開催する予定です。発表者を募集します。
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2025年度会費を納入してください(5,000円、ただし学生及び年金生活者は3,000円)。協会の領収書をご入用の方は、払込取扱票通信欄にその旨を御記入ください。
ゆうちょ銀行振替口座:00800-7-118554、加入者名:日本バーナード・ショー協会
男女の三角関係の原型:Candida における「情事」について
The Prototype of a Love Triangle: The “Affair” in Candida
松本承子
2023年12月の発表で、ショーの短編劇『彼は彼女の夫にどう嘘をついたのか』と『情熱、毒、石化』にみる「情事」について発表した。その続きで、『カンディダ』が先の2作品の原型であると思い、本発表ではカンディダにおける『情事』を見ていきたいと思う。この作品の構造は三一致の法則で描かれる。ショーは「情事」を描く時、三一致の法則を使う傾向がある。『彼は彼女の夫にどう嘘をついたのか』、『情熱、毒、石化』、『結婚しかけて』同様に三一致の法則で描かれる。『カンディダ』の場面は牧師館の居間、時は朝から夜の14時間程の時間内で、話の筋は主役のカンディダを巡る二人の男、夫であり牧師のジェームズ・メーヴァ・モレルと彼女を愛する詩人のユジーン・マーチバンクスの愛の物語である。本発表でもなぜショーが「情事」を描く時、三一致の法則を使うのかを登場人物同士の関係性、愛、カンディダの選択に焦点を当て考察したいと思う。
『不適切な結婚』――フェミニズムと「ウサギ小屋」の欲望――
Misalliance –– Feminism and Desire in the “Rabbit Hutch”
森川 寿
『不適切な結婚』Misalliance (1909)は多面的な作品である。まず、前作『結婚しかけて』Getting Married (1907-08)と同様、幕の切れ目なく続く「討論劇」である。次に随所で笑いを誘うファルスでもある。フェミニズムの要素も顕著で、飛行士のサーカス芸人リーナ・シュチェパノヴスカは、ショーが描いた最も解放された女性と評価する声も多い。一方、ギリシャ古典悲劇の影響を指摘する先行研究もあり、特にエウリピデスの『バッコスの信女』に類似点がある。さらに、ドリーム・プレイとしてフロイトを援用した分析もなされている。リーナは成り上がり中流階級タールトン家を因習的欲望に満ちた「ウサギ小屋」と呼ぶが、その家の束縛に反抗する娘ハイペイシャには、バッコスの信女たちの奔放さやフロイトの夢判断に頻出する性衝動が見られる。本発表では、フェミニズムとディオニソス的エネルギーを中心に『不適切な結婚』を分析する。
Mrs Warren’s Profession 観劇報告
On Mrs Warren’s Profession at the Garrick Theatre
山口美知代
本発表は、2025年7月にロンドンのウェストエンド、ギャリック・シアターで上演されたMrs Warren’s Professionの観劇報告である。今回の上演は原作戯曲を短縮したものであったが、上演に使用された脚本が出版されているため、原作との異同を照合し、どのような改編がなされたかを明らかにする。あわせて主要な劇評を紹介し、ロンドンにおける受容の傾向を検討する。 さらに、Mrs Warrenの言葉遣いに注目し、その発音および文法上の特徴を分析する。
2019年度 日本バーナード・ショー協会秋季大会
日 時:12月7日(土)13:30 ~ 16:30
場 所:名城大学天白キャンパス タワー75(10階)1002会議室
名古屋駅からは地下鉄東山線藤ヶ丘行きで一駅(3分)の伏見駅で、鶴舞線豊田市・赤池行きに乗り換えて17分ほどの塩釜口駅が最寄り駅。
改札口を出て出入り口1(出た左手に吉野家がある出口)まで階段を上り、その出口を右に(飯田街道を八事方面へ)しばらく行き、最初の信号(郵便局が近くにある)ところに名城大学正門入口あり(8分ほど)。
https://www.meijo-u.ac.jp/about/campus/tempaku.html
役員会 :12:30 ~ 13:30
開会式 :13:30 ~ 13:40
研究発表:13:40 ~ 15:30
松本 承子氏: Great Catherineに於けるエカチェリーナ大帝の表象
The Representation of Catherine in Great Catherine
森岡 稔氏 : 「意識の進化」とショーの「創造的進化論」
‘The Evolution of Consciousness’ and Shaw’s ‘Creative Evolution’
講 演 :15:40 ~ 16:30
森川 寿氏 : カナダのドン・ジュアン:2019年ショー・シンポジウム及びフェスティヴァル報告
Don Juan in Canada: Report on Shaw Symposium and Festival 2019
・懇親会を大会終了後(17:00~19:00)に開催します。会費は4,000円です。
・出欠を11月29日(金)までに、Eメールもしくは葉書で下記にご連絡ください。
大浦 龍一:〒353-0007 志木市柏町3-3-31-203 E-mail:obssj@yahoo.co.jp
お知らせ
・第6回バーナード・ショー・セミナーのテーマを募集しております。
・2020年度春季大会を2020年6月に十文字学園女子大学で開催する予定です。発表者は募集中です。
・2019年度会費を納入してください(5,000円、ただし学生及び年金生活者は3,000円)。協会の領収書をご入用の方は、払込取扱票通信欄にその旨を御記入ください。
ゆうちょ銀行振替口座:00800-7-118554、加入者名:日本バーナード・ショー協会
研究発表内容
Great Catherineに於けるエカチェリーナ大帝の表象
The Representation of Catherine in Great Catherine
松本 承子
本発表では1913年に執筆され、1919年に出版され、1913年11月18にL・ヴォードヴィル劇場で初演を迎えたGreat Catherine に於けるエカチェリーナ大帝をどのようにショーが表象したのかを見ていきたいと思う。エスカチェリーナ大帝は人々によってさまざまに表象されている。彼女をロシア最強女帝やロマンチストと表象する者もいる。序文に書いているように、ショーはバイロンが『ドン・ファン』で描いたエスカチェリーナ大帝を自分なりに作り変えている。ショーが彼女に魅力を感じたのは女性としてのエスカチェリーナ大帝である。ショーが女性として彼女をどのように表象したのかを他のエスカチェリーナ像と比較しながら考察したいと思う。またショーがロシア革命が起る4年前である1913年にフランス革命の影響を大いに受けたエスカチェリーナ大帝を題材にこの作品を創作した意義を考えて行きたいと思う。
「意識の進化」とショーの「創造的進化論」
‘The Evolution of Consciousness’ and Shaw’s ‘Creative Evolution’
森岡 稔
バーナード・ショーの作品の背景にはショーの「創造的進化論」の思想が流れている。今回は、もう一歩進めて、「神秘主義」を土台とした「意識の進化」との関係を掘り下げていく。「創造的進化論」の言う、人間が「高次の存在」になるとは、どういうことなのか。『傷心の家』において、ショトーバー船長は、『「第七度の集中」に到達したい』と言っている。意識の集中度が強いと、意識が「現実機能」として人間の活動にさかんに働きかける。その結果、人間は「意識」を通して、「生」の満足度を獲得することになる。意識の集中度が弱いと、「退屈」や「倦怠」がもたらされる。だが、「意識の集中」のみならず人間が「高次の存在」になるためには、もっと大きな「人類の目的」=「進化目的」というものを想定しなければならない。発表では、ユングの「個性化理論」をも援用して、ショーの作品の中に見え隠れする「創造的進化論」を見つけだし、その意義を解明していきたい。
カナダのドン・ジュアン:2019年ショー・シンポジウム及びフェスティヴァル報告
Don Juan in Canada: Report on Shaw Symposium and Festival 2019
森川 寿
ショー・フェスティヴァルは、カナダのナイアガラ・オン・ザ・レイクで毎年約半年にわたってショーと同時代の劇作家の作品を中心に上演する演劇祭である。今年の呼び物は『人と超人』、それも第3幕の地獄場面を含めてほとんどノー・カットで上演するというから、物凄いことになった。午前11時に第1幕が始まって昼食休憩と2回のトイレ休憩を挟んで終わるのが午後5時半、その間主役のタナーはほぼ出ずっぱり・しゃべりっぱなしである。演出はオペラを意識していたが、観客としても、これはバイロイト音楽祭でワーグナーの楽劇を鑑賞するのに匹敵する体験であった。本発表では、この『人と超人』公演について語りつつ、同じく上演されていた『結婚しかけて』にも触れたい。さらに、ショー劇公演に合わせて開催された国際ショー協会のショー・シンポジウムにも参加し、研究発表もしたので、シンポジウムの様子を報告する。